僕たちが好きだった川村紗也『山笑う』
《演劇》僕たちが好きだった川村紗也
タイトル: 『山笑う』
作・演出: 松本哲也
■■出演
川村紗也 松本哲也
荻野友里 吉田電話
山田百次 夏目慎也
■■スタッフ
舞台監督:緑川陽介 美術:Denden House
ユニット名命名・WEB:小林タクシー
宣伝美術:デザイン太陽と雲 宣伝写真:久富健太郎
宣伝スタイリスト:杉浦優(ザ・ボイス) 宣伝メイク:Yun-two
記録撮影:辻朝子 制作:塩田友克
■■日程・場所
2014年12月19日(金)〜24日(水)@新宿眼下画廊
《感想文:10年もっとぶりのラブレター》
【演劇】僕たちが好きだった川村紗也『山笑う』
久しぶりにラブレターもらった。高校以来じゃないか? 久しぶりどころじゃないんじゃないか???
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(2)
それはさておき、夏目慎也さんって何歳なんだろ?って思ってもう何年経つだろうか? って調べてみたら、1975年生まれって同い年じゃないか! ベッカムと同い年じゃないか!
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(3)
そんな夏目さんが演じる熊田もいよいよ結婚かー、しかも10歳も若い菜々ちゃんと、10歳違いってことは10年違いってことだよなー、10年かー、この前4歳だった子が今14歳だから、もう中学生かー、大きくなったなー!
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(4)
この前28歳だったのに今38歳だから、大きくなったなー! ってことはないけど、やっぱり老けたよね、SMAPだって気がつけば40歳だもの。ホントびっくりだよ!
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(5)
『山笑う』はたった90分間のお芝居なのに、不思議な時間が漂っていた。10年、10歳っていう時間をすごく意識するのだけど、その10年、10歳っていう時間がうまく噛み砕けない。
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(6)
時間と場所と人びと
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(7)
とある家族が時間と場所が移ろうなかで変わってゆく。宮崎に流れる10年と東京に流れる10年、子どもができて結婚して宮崎に留まった兄夫婦の10年と実家を飛び出して東京で暮らす妹の10年、そしておひとりさまになった母の10年、同じ10年なのに...
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(8)
言葉
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(9)
なにかとんでもない事件が起こってハラハラドキドキ、なんてことはなく、事件は会議室でも現場でも起きておらず、始めから終わりまでなーんにも起こらなかったけど、そこには人びとがいて、言葉が飛び交っていた。
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(10)
松本哲也さん(小松台東)の作品を観たのは初めてだけど、平田オリザさんや岡田利規さんとは違った角度で、言葉を信じている人だと思う。
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(11)
また松本さんの時間の漂いが、二騎の会の宮森さつきさんの作品に通じている。けど、宮森さんは北海道だから、松本さんの宮崎とは違って、言葉が飛び交うって感じではない。
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(12)
宮森さんはむしろヴァージニア・ウルフ(イングランド)の漂いの方へ通じている。
《二騎の会》
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(13)
松本さんの宮崎ってのは、また違う。何だろ?
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(14)
繰り返すけど、ネタバレだけど、きょうは始めから終わりまでなーんにも起こらなかった。けど、そこには人びとがいて、言葉が飛び交っていた。そんななかで感ぜられたのは人びとの「愛しさ」だった。不思議と幸せな気分になれるのであった。(終)
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(追記)
この作品の一番のみどころはやっぱり俳優だと思う。俳優がプロデュースするっていう極めて珍しい公演だからかもしれないけど、俳優オシの公演がもっとあってもいいね☆ 今回、ぼくの推しは「山田百次」さんかな。上司にそっくりで(笑)
【演劇】BOKUKAWA『山笑う』(エンディングソング)
ふたり暮らしたあの街に
今も住んでいるという
長い髪をしていたマリー
幸せならばそれでいい
ついでがあるなら訪ねておくれ
彼女のうわさを伝えてほしい
好評?連載中!こちらもよろしく!!
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